どーも。堀内です。
計画はとても大事です。良い計画を立てることが、最初のアクションの第一歩だと思っています。 無計画で進めることもゼロではないと思いますが、実際には少なからず、狙いや方針などを決めて動くことがほとんどです。
計画を綿密に組みすぎて、動きが遅くなってしまうケースもあると思います。 計画の第1段階で、想定から逸した場合に、綿密に組んだ計画がゴミになる可能性もあります。
「想定外のことが起きた場合にも対応できる計画が必要」と言われるケースがあります。本当に全てのパターンを網羅するのは、現実的には不可能で、穴は大小問わず必ずあると考えます。
また、AIを使ってその穴を埋めることができないか？と考える人もいると思います。おそらく95%などの完成度を叩き出す可能性はあると思いますが、100%を実現することは不可能だと考えます。実際に指示を出しているのは人間であり、その人間が想定できる以上のことを多少は賄ってくれるものの、それが正しいかどうかを判断するのは人間で、あくまでもAIはサポートの立場であると考えるからです。
自分のタイプはというと、荒い計画を作成し、細かい部分はあとから決めていくことが多いです。重要なものだけ決めておいて、その後は臨機応変に対応していきます。この臨機応変を嫌がる人もいますし、苦手な人もいます。
自分の中で良くないと考える計画は、期間がないものです。計画に期間がない場合に正しくできるのかが不安になります。よくわからないから短めに設定しているものも、良くないです。よくわからないものこそ、長めに引くべきです。しかし実際には早くからゴールを設定されてしまい、その中で不明点を解消していかなければいけません。
※ちなみですがクラベスのVALUEは“ゴールから考える”です！
我々のような仕事の中で、よくあるパターンとして、ゴールと期日だけが決まっていて、ゴールまでの道のりや、内容が正確には決まっていないことが多々あります。会社の方針として決まったが、実行はまだイメージができていない段階、と言ってもいいかもしれません。そこで見積を出すケースはお客様も我々も大変です。
どこにリスクを積むのか、バッファを見るのか、などの話もありますが、できるだけ内容が伝わるもの、このようなプランであるから、そこからズレた場合にはうまく行かない可能性や、増員や費用への影響などがあることをお伝えします。
基本的にはお客様にジャッジしてもらえる状態を作ります。そのジャッジがあるかないかで、その後のトラブルが発生する可能性や、チームとして一緒に問題を解決できる姿勢になれるかが変わります。またそれは別の回に話したいと思います。
実際には見積の時点でも計画を立てますし、受注後に進めていく際にも計画を立てます。PJT開始時の全体の計画をもとに個人の計画も立てると思います。最短ではおそらく「今日をどう過ごすか」になっていくと思います。今週、今月、次のマイルストーンまでに、のような細かい計画を行っているはずです。アウトプットしていなくても、頭の中でしていると思います。
その計画通りに行ったら喜びましょう。計画通りや計画を前倒せている人を徹底的に褒めてほしいです。攻めた計画をしている人がいればなおさら。元々余裕を持っている人はその動きを見ればわかると思います。しかし、そこにも個性があるはずで。きっとその人は遅れることが本当に嫌で、遅れたらもう眠れないくらいの人かもしれないのです。その人も、うまく計画通りにできていたら褒めてあげてください。70点くらいに。
元々タイトな計画をして、それを達成している人は100点です。さらに他の人のサポートもしながらなんて人は120点ですし、150点ですし、1万点です。そのスケジュールがタイトかどうか？を見極めるのには、その人を知っていたり、プロジェクトのことを知っていたり、経験が必要だったりすると思います。そこは仕方がない。
人を助けながら自分のスケジュールを守れている人は単純に称賛に値するので褒めましょう。自分の計画が遅れてしまうので〜というシーンもあると思います。かなり理解できます。その中でも期日を守っている人達は全員すごいのです。
期日が守れなくて、相談に来る人も全然OKです。その先を見越してください。今言うのと後で言うのは大きく違います。助けてくれる人がいるかもしれませんし、相談したらすぐに横の人が解決してくれるかもしれません。期日が守れなくなることを、必要以上に悪いことだと思わないでください。
期限が守れなかった時、本当に自分の責任だけでしょうか？半分くらいは、集中力の欠如だったりで悔やまれるものもあると思いますが、半分は外部要因だと思います。そんな中、追い込まれた時に自分は「よっしゃー楽しむぞー!!」となってます。
急に難しい問題が増えた時。想定外のルールが増えた時。困難な交渉が入った時。
きっとあなたにしかその問題は解けないです。そう自分に期待しましょう。その波を乗り越えることを楽しんでください。実際に期日は過ぎたり、他の人に迷惑をかけてしまうシーンもあるかもしれませんが、しっかり乗り越えた先に、昨日より成長した自分がいます。
計画外のことが何もないプロジェクトはないです。もっというと、計画外のことがない人生もありません。何かしらの取捨選択を繰り返して人生を送っているはずです。
欲張っていろいろやるのもチャレンジとして素敵だと思います。正しい取捨選択ができる人が称賛されるべきだと思っています。私は前者で、よくこぼしてしまいますが、周りのメンバーに助けてもらっています。
ではまた。
2025.12.05 堀内文雄(計画外でテンションが上がるのは変？)
