どーも。堀内です。

誰にも何も教わったことがない人もいないと同時に、誰にも教えたことがない人もおそらくいないと思います。そもそも字・文を読める時点で、教育というものをある程度受けてきた証拠とも言えます。

クラベスに入社していただく人は、自分で学べる人、自力で成長し仕事を進めることができる人、という基準があります。「自走できる人」なんて言い方もします。それは、入社してから何も教えないので、自分で学んでね、という話ではありません。どちらかというと、入社後は手厚いサポートが待っています。コミュニケーションを取れる状態を保ちます。

入社後半年で、初めての成果発表会をやってもらうんですが、だいたいその場は褒めちぎられる場になります。そして、サポートしてくれたメンバーに感謝する場になることも多いです。

特に入社歴の浅いメンバーが率先して新しいメンバーをサポートしてくれるのはとても嬉しく思います。また、そこで得た気付きをドキュメントやルールなどに反映していってくれるのもとても助かっています。

プレーヤーとマネジメント、みたいな側面はありますが、基本的には全員が教える側を経験してほしいなと思います。教える立場になると、教えるための工夫をしたり、なんとなくやっていたものに対して改めて考える場になったりします。

アウトプットの練習にもなります。プレゼンの練習にもなりますね。

人に教えるときには間違ってはいけない、という心理も働いて、再学習だったり、実は空いていた知識の穴を埋めに行ったりします。

人に教えるということは、自分が学ぶことに直結しているといえます。

また、教える相手に対して、上下関係であると思うことは避けてほしいです。すべての知識や能力において、上下がつくことはほぼないと言えます。それぞれが何かのNo.1とまでは言わないですが、秀でたものがあるはずです。特に同じ会社で働くメンバーであればなおのこと。その相手の良いところを見つけることも大事です。

教える相手のことを思って教えることが、さらに学びにつながります。

相手が子供だったりお年寄りだったり、性別や国籍が異なったりした場合も工夫が発生すると思います。どんな言い方、伝え方が効果的だったか、というのも見えてきます。惰性でアクションするのではなく、同じ内容でも成長できる楽しめる要素がたくさんあります。

声の抑揚、表情でも変わってきます。オンライン・オフラインでも違ってきますね。 そして、その教わる側の人からの反応・リアクション・情報で、さらに学びにつながると思っています。

私自身、ブログのリアクションであったり、社内向け勉強会、社外向け勉強会などでお話する機会がありますが、たとえ間違った認識をしたコメントや質問であったりしても、なぜそう考えたのか、そう考えるバックボーンがあるのか、など考えています。

日々、他の人の常識を知ることを楽しんで、人に教わり、教えていければなと思います。

ではまた。

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