
どーも。堀内です。
よく言われる話だと思いますが、時間は有限で平等なものです。その中で、この人はなんでこんなに知識や情報があるの? と思う人がいたりします。
「二倍生きているのか?人生二周目?」という冗談もありますが、実際には情報の処理能力や定着能力、時間の使い方などが影響しているのだと思います。
クラベスでは、社内勉強会が大きく分けて2種類あります。1つは社内のメンバーが中心で、自分が学んだものや調べたものを展開するものです。
もう一つは、代表である私が、みんなに知っておいてほしいものや、ニュースなどで扱われたものなどに対しての見解を共有することなどをしています。
だいたい15分程度のプレゼンと15分程度の質疑応答になり、コミュニケーションの一つとも言えます。そこで人に伝えるために学んだこと、改めて学び直すことで、より定着が強くなったり、他のメンバーの視点が加わり、より良い知識になることもあります。
特に私の行っているものは、アンテナを高くしてもらうためという目的もあります。
毎日使っているような、自動改札機を通るときのICカード支払い一つとってもテクノロジーが使われていて、誰かの考えた結果で作られています。
自分が正しく知っている世界は、かなり狭いものだと認識しています。どれだけ努力をしても完全にすべてを知った状態にはならないと思っています。見えないもの、表現されていないものが世の中にはたくさんあります。 理屈がよく分かるものもあれば、全く理解できないものも多いのが現実世界です。歴史の情報は日々変わっていきますし、子供の頃に学ぶ内容も今とでは大きく変わっていることと思います。
その中で「アンテナ高く」するために、私が心がけていることは、「それについて考えること」です。
どうやって作られたのか、誰が作っているのか、誰に利益が出るのか、はたまた誰か損しているのか。
鉛筆や消しゴム一つとってもそのバランスが保たれているとは限りません。製造の過程や原材料については知る必要がないかもしれませんが、知ることが難しいのが実情です。 素材の良いものだったり、環境に優しいものとして販売されているものも多くあります。
では、その反対はどうなっているのか?
そんな疑問を常に持ちながら、日々暮らすことにしています。
先程の勉強会は、日々ECやシステムのことを考えてもらうきっかけづくりと考えています。様々なニュースを取り上げて、私の経験を踏まえて考えると、こんな裏側があるんじゃないかと推測できますとか、10年前はこんなニュースがあったのに、今ではこの話題になっているとか。
10年前に既に誕生していたものが、別の会社が作って大流行しているものなどもよくあります。
また、大手企業のポイント制度やリワードの制度がリニューアルされました、という話題がよくあります。実際にはメールマガジンに来る一通のメールで、さほど気にならないものだったりするかもしれませんが、そこにフォーカスして、もともとの制度と新しい制度を比較して、誰の損得があるのか、誰のための制度なのか、お金の流れがどうなるのか、などと考えます。
実際に調べてわかるものや、知り合いに聞いて確認するものもあるのですが、様々な材料が揃っていることもあり、推測であらかた狙いが合っていることが多いです。ある程度規模がある会社が突拍子もない事をして、お客様に理解されなかった場合は、大きな痛手になると思います。そのため、理解される制度や発表が多いと思っていますので、見えるものから見えないものを探ることで、その検討をしたのと同じ知識を得ようとすることが目的です。
実際にシステムについても、しっかりと見つめ、設計を考えることで知識レベルが上がります。また、その内容を実際に作っている人に聞く機会や、後々情報として得ることもあります。その際に「確認」になっていればOKです。
他の人にとって、「知らないもの」があなたにとっては「一度考えたもの」になっていて、「確認して知りたいもの」になっているはずです。その繰り返しが、人生2倍の情報を得るコツだと思っています。
自分は多くの人の話を聞くのが好きです。その裏側を聞いたり、想像することで、多くの人生の辿った道を知ることができると思っています。 本もその一つだと思います。
たとえ興味があまりないものでも、興味を持って踏み込んで、考えることで、自分のものになることが多いと思います。自分のものにするために、色々情報を取って、話を聞いて、話せるくらいになっていきましょう。
ではまた。
2025.10.03 (今年は秋は来るのか?百人一首風)