
どーも。堀内です。
このブログはアメリカで書いています。
サッカー日本代表を追いかけつつ、サンフランシスコとシリコンバレーを視察する旅に行ってきました。
日本代表はメキシコ代表とアメリカのオークランドで試合を行いました。
メキシコ代表は、アメリカで年間数試合を行うことが決まっていて、アメリカでのメキシコ代表人気がすごいです。
日本で行う日本ホームの試合はもちろん観たことがありますし、各国予選などでアウェイに行くことはあるのですが、開催国とホームの国が異なるのは、集中開催の大会以外で初めてだったかもしれません。
4万人くらいの入場者数の8割がメキシコ人という状態でした。サンフランシスコなどカリフォルニア州にはメキシコ出身の方が多いこともあり、大人気でした。
今回の旅の目的は2つ。サッカー日本代表の応援とカリフォルニアとシリコンバレーの見学でした。もちろん他にも行ってみたいところはあるのですが、何を優先にするかを最初に決めておきます。
タイトルに書いた”プロジェクトマネジメント”としたのにはこのあたりがポイントです。
例えば、家族旅行や友人との旅行であれば、観光地や行きたいところはあれど、楽しい思い出ができることがメインになります。美味しい食事を大事にしたり、プールやアクティビティで遊ぶこと、体験することを重視していくと思います。
今回は、サッカーの応援とアメリカと仕事をするための助走のような部分もあり、滞在できるエリアや仕事する環境などを観てくることが大事になっていました。もちろん観光的な要素も挟んでいきますが、「生活できるか?」みたいな視点で行きました。
そうなると、歩いて地域を回ったり、スポーツビジネスの現状を見たり、IT企業のオフィスのあり方を観たりすることが重要になり、他にあいた時間でご飯を食べたり、観光名所に行ったりしました。
プロジェクトで言うところの要件定義で何を目的とするかを定めている感覚です。例えばデザインにこだわらずに、目的を達成できれば良い、というシステムと同様に、食事や観光は優先度を下げ、目的達成をメインにするような動きです。
達成したい目的を決めると、簡単にスケジュールを組みます。その隙間に何ができるか、何か不測の事態が起こった時にリカバリーができるか、リカバリーができない場合に何を諦めるか?などを決めておきます。
また、何か別のチャンスがあったり、声をかけていただいたり、もっと良いものがあるかもしれない!?ということに触れる機会もあります。大勢の団体の場合は、このようなケースはできるだけ動かさないことが大事です。これもプロジェクトと同じ。関係者が多い場合に、方針変更はかなりのリスクを伴います。しかし、一人でいる場合は柔軟にできたりします。今日の予定を午前と午後入れ替えても、スケジュールに影響はないみたいな話でしょうか。
バッファがある場合に新しいものを詰め込みたくなるのも、プロジェクトと同じです。お客様のご要望が増えた、変わったという経験はありませんか?自分がお客様で自分がPMですが、意外とわがままな自分も出てきますよ。笑
最終的には、個人の旅ではあるので、ステークホルダーも自分だけです。
自分が満足できる旅ができたか?が大事になってきます。これが、家族や友人、それ以上の人々を巻き込んだ旅になると、それぞれの思惑であったり利益が異なる部分が発生します。
PMやプロジェクトに関わる仕事をしている人は、一度旅行の要件定義書、設計書、スケジュールを書いてみると面白いかもしれません。必ずと言っていいほど、想定外の何かが起きます。その想定外に対処しながら、スケジュールを変更したり、実行していかなければなりません。
旅をしている時間は限られています。日常の時間とは違い、帰る時間があるのです。その中での優先順位や検討時間、判断の速さが求められます。
とても楽しい経験と成長が待っているので、旅をおすすめしています。
何かあればぜひ相談してくださいね。
ではまた。
2025.09.17(一人旅は良くも悪くも楽しい)