
どうも、堀内です。
魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える、という話はよく聞くと思います。
私はできるだけ思考方法などを伝えながら、答えにたどり着く理由を説明しながら会話をするように日頃から心がけています。
小学生以下の子供にも大体やっているので、理屈っぽくなっている可能性はあるのですが、いずれ人生の役に立つと信じて続けています。
自分達には理解のできない行動をした人の心理だったり、なぜそのルールになっているか分からないもので、説明がつかないことに出くわすこともあります。説明ではなく、「こう考える」という意味では、自分には分からない人もいることを認識してもらうことが大事だと思っています。理不尽に出くわすこともあるということですね。
実際に世の中には多種多様の人がいて、文化や前提が違う人がたくさんいることを知るのは、海外に住んだりすることが一番早いのですが、日本への外国出身の方が増えていることから昔よりも異文化に触れる機会が増えたと思います。 クラベスがある両国では、外国人の方も多く、観光色の強いお店も多いです。私も道に迷ったり、駅周辺で戸惑っている方を見つけると、できるだけ声をかけて解消するように心がけています。
自分が海外で親切にされた時は嬉しいですし、最初に出会った日本人がいい人であれば、「日本人は良い人」になるので。もちろん、東京人冷たいと言われるのが嫌いなので、日本人にも親切にしています。
「日本人は英語が話せない」と思われていることも多いので、話せる人が話しかければ解決するんじゃない?と思っています。両国の人は基本的な言葉は使えるようにしている人が多いようにも感じます。
よく行く寿司居酒屋さんで、「ウクライナから来た人の通訳してあげてよ!」と言われ、別の席にいた方に話を聞き、「どんなものを食べたいか」「どんな旅行の予定でここにたどり着いたのか」などお聞きしました。相手の方も英語ネイティブではなかったのもあって、私はスムーズに会話できましたが、まさかのチェコ出身でした。(笑) 寿司屋の大将、ヒアリングは苦手かもしれません。
話を戻します。思考方法や成功体験など、人には様々な考え方や体験があります。
自分が何か問題について考える時によくやる方法として、
タイトルの「よくあるものや、よく知っているものの何かを1つ変えて考えてみる」ということをすすめています。
会話の相手が、例えば料理が得意だったとします。その人がシステムの事がよく分からなくて〜という状態だとします。(よくある話ですが)
料理をするときってどう考えますか?作るものを決めて、材料を集めて、材料を切って、調理するような流れですよね?その前にレシピを調べますか?本ですか?インターネットでですか?SNSでですか?
システムで何かをしたい、と思ったら、まずはその手順がないか探すところからスタートです。レシピを探すのと似ています。社内にしかないシステムであれば、マニュアルを読んでみるか、過去に同じ事をしたものがないか、同じことをした人がいて、レシピを持っていないか?教えてくれないか?を考えるとどうですか?
というような話をします。
自分の知らない領域に入ってしまうと、手が止まり、足が止まり、「何していいか分からない」という状態に陥りやすいです。しかし、自分の得意分野ではそうはなりません。
おそらく、料理が得意な方はレシピがなくてもなんとなく作れてしまう物も多いと思います。想像や感覚でできるものが多い状態です。我々もある意味同じ部分があります。なんとなく作る道筋を考えるのは確実に経験者のほうが早いです。
同じようにシステムでもレシピ(設計書など)があれば、素人の方でも時間をかけて実現できると思います。これからはAIがやってくれる感じになりますが。
結論としては、分かるものの1つだけを変えてお話してあげると分かりやすい、というところです。AIの登場で仕事がなくなるとか、得体の知れない恐怖心を持っている人も多いかと思います。
それは、電話ができたときも、メールができたときも、スマホができたときも、クラウドサービスができたときも同じような激震が走っています。需要の量は変わりましたが、電話も郵便もパソコンもまだまだ健在です。
使いこなすことでのメリットは大きく、使いこなしていくべき、というのは間違いないです。そこに恐怖を覚えるのではなく、楽しんで学んでいけるといいですね。
おそらく子どものように触ってみる、のが一番使いこなしていく道なのかとも思っています。〇〇ネイティブですね。
機械に話しかけるのが普通になっている子ども達には驚かされますが、これも「文字を打つ」のを「音声で入力」に置き換えただけとも言えます。 全体像は同じで、この部分だけ置き換える、という考え方は理解が進むのでおすすめしたい、というお話でした。
そこにビジネスチャンスもあるので、日々考えていきたいと思います。
ではまた。
2025.09.05(ライスの代わりにキャベツの千切りにして角煮食べてるの美味しいです)