
どーも。堀内です。
「無視をする」という表現は悪い事のように感じますが、実際にはとても重要なことだと思っています。情報が多すぎる世の中で、どの情報を取得して、どの情報を無視する(捨てる)か。最近では、評判だったり、意見・コメントだったりも簡単に作成できますし、雑多に溢れている状態になっています。
情報をAIが作っている時代とも言えます。情報サイトや比較サイトで、質の低いものが多くあり、その情報を見た人が誤解を持ってしまったり、その誤解した人の発言をもとにAIがまた間違った情報を作成していく…という負のループも想像できます。もちろん、良い動きをしている部分もあると思います。
実際に生成AIの登場によって、記事・コンテンツの作成コストは格段に下がったと言えます。また、SNSを中心にした情報をまとめるだけの「コタツ記事」などと言われる情報が多いメディアもあります。海外の情報を海外のメディアから取得してまとめて記事にする、というのは本来重要な役割だったものでもありますが、そこに取捨選択の経験やノウハウがあるかが問題になると考えます。
Googleが検索結果の最上位にGeminiの答えを出すようになったのも、非常に興味深いです。
デジタルが進む前は、ほとんどが新聞・雑誌・ラジオ・テレビによる情報取得だったと考えられます。各メディアが情報を選別して、掲載・公開していきます。そのため、ある企業は偏った情報しか出さないとか、ある企業のグループに入っているから、スポンサーになっているから、ジャーナリズム性にかけたものしかない、などもあると思います。
デジタルが進んだ今、雑誌や新聞にSNSで話題になったことが掲載されていたり、なんだか順序が逆になったような感覚さえあります。自分も特に子供の頃はテレビがほぼすべての情報ソースで、後は周りの大人や友人からの情報しかなかったと思います。その中で、信用できる大人や友人からの情報以外は聞かないような、無視をするフィルターがどこかで働いていたのだと思います。
自分の中でどの情報が大事か真実かを見極めているか、が大事になってくると思っています。
自分の子だけではなく、知り合いの小学生に「〇〇って本当は△△なんでしょ〜」という、都市伝説みたいな話をされることがあります。自分は「へーそうなの?なんで?」と言って、その情報源や、その子の考えを聞くようにしています。 「先生が言ってた〜」とか「テレビで言ってた〜」とかの返答が多いのですが、「なんでそうなったのか聞いた?」などと話を聞くようにしています。
「それ嘘じゃないの?信用できるの?」などという言葉になっていくと、多くの小学生は話を止めてしまいますが。笑
たぶん本当という理由が言える場合は、「じゃあそうかも知れないね〜」と尊重することもあります。自分でも嘘とも言いきれないものはなおさら、説明できれば信じようとしています。
情報の中にも良いものも悪いものもあると思います。肯定的な意見と否定的な意見、どちらもあるのが普通だと思いますし、なにか議論が発生するようなものであれば、なおさら対立関係になることもあると思います。
人の意見を見る時にSNSが利用されることも多いと思います。そこには本当に多くの人の意見や考えがあります。情報を取捨選択しないとキリがありません。全員の意見を聞くなんてことは不可能ですし、すべての情報を知ることは、そもそも不可能なことなのです。
そのため、無視することを決めることで、大事なものが明確になってくるとも言えます。
自分のモチベーションを上げたい時は、肯定してくれる人に相談するのも良いと思います。 自分が冷静に判断したい時に、厳しいことを言ってくれる人に相談するのも良いと思います。
AIの出現で少し変わってきていますが、情報や意見の向こう側には必ず人がいます。 その人との関係を考慮しながら、どの情報を取得すべきか考えると良いと思います。
自分に必要ないものは無視して良いと思います。自分に失礼な人は無視して良いです。自分で判断しないで流れてくるものを受け取るだけにはならないでくださいね。
ではまた。
2025.05.30 堀内文雄(常に自分が主役で行きましょう)