どーも。堀内です。

今回はかなりビジネスから外れます。 先日、私の祖母が他界し、通夜や葬儀のために長野県の母方の実家に行ってきました。

孫の自分が40歳。曾孫の娘が10歳と5歳。 97歳まで長生きして、本当に大往生だったと思います。

私達家族は、年に1回は長野に遊びに行くようにしていたので、今年は体調不良で叶わなかったのですが、去年にも元気な姿をみて、お話もしていたので、お迎えの時期が来たのか、と受け入れることができました。夏頃に体調を崩していたのを聞いていたのもあると思います。

祖母の家はリンゴ農家でした

自分の子供達にも社内のメンバーにも同じことを言うのですが、自分は家族を大事にすることを常に言ってきました。今回も曾祖母のことを子供達がしっかり認識していて、その中でその方が亡くなったことを悲しみ、お別れをする場につれていくことができたのは、良い経験だと思っています。

自分自身は親戚の中で年が下だったこともあり、あまり記憶がなかったので、その分その思いがあったのかもしれません。父方の祖母が長女が生まれてまもなく亡くなってしまったのも、「元気なうちに会いに行かなければ」と強く思うようになったところでした。

実は今回、FC東京で応援していた松木選手の海外移籍先に応援に行く予定でした。その週の冒頭に訃報をうけ、すぐに旅程をキャンセルし、長野行きに切り替えました。(ご迷惑をおかけした皆様には申し訳ありません)普通と言えば普通なんですが、まさか観戦予定の試合でまさかの初ゴール…笑

お通夜や葬儀にしっかりと参加させてもらい、しっかりとお別れをする時間ができたのはとても良い経験でした。家族・親族と話す時間が取れ、思い出話や子供達をかわいがってもらう時間があったのも素敵な時間でした。

その中で、祖母に向けての寄せ書きをするような機会がありました。

たくさんの思い出があり、一緒に旅行も行ってくれたり、伊根の舟屋につれていき、蟹づくしの温旅館での食事をした際に「もういつ死んでもいいわ」と不謹慎なことを祖母が言ったのを覚えています。

全体を通して祖母のイメージは…と考えた時にとにかく優しかったな、と思いました。子供の頃にわがままで話を聞かない子供達にも、けして怒ることはなくたしなめる感じで。喧嘩をしたり怒られたりしたら慰めてくれるのは祖母だった気がします。

今回は母方の祖母の話なんですが、父方の祖母も同じ印象でした。

どちらのおばあちゃんも「人にやさしく」を教えてくれた気がします。 僕達だけではなく、他の人達にもとにかく優しい印象で、祖父や他の人が怒っている場合でも怒り返すことはなく、言い争いになっているシーンなどはなかった気がします。 「なんでそんなに優しいの?」と聞いたことがあります。「怒らないし、父や母とは全然違う」みたいなことを言っていた気がします。「お父さんお母さんはちゃんと叱らないといけないときもあるから仕方ないの。たまに会う孫に優しくするのは当然でしょ。人に怒っても良いことはないよ」みたいな話をしてくれた気がします。

自分が子供の頃は、ワガママを言ったり兄弟や友達と喧嘩したりしていたわかりやすいクソガキだったと思いますが、二人の祖母の優しさは常に変わらずあったなぁと思い出す日になりました。

自分の子供達に”常に”優しくはできませんが(笑)、「人にやさしく」の心は持ち続けようと改めて感じる日になりました。

人にやさしくというブルーハーツの歌も大好きです。

“人にやさしく してもらえないんだね 僕が言ってやる でっかい声で言ってやる ガンバレって言ってやる 聞こえるかい ガンバレ!”

人にやさしくしてもらってる人は、人にやさしくなれると思っています。 自分に関わるみんなにガンバレって意味も込めて、やさしくしていこうと心に誓いました。

ではまた。

20241115 堀内文雄(スリーピース!)

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