どーも。堀内です。
集中力というのが様々な場面で重要視されることが多いと思います。 選択と集中とか、集中の局地にたどり着く「ゾーン」なんて言葉もありますね。集中するということは、他の要素を断ち切るということだと思います。
KPI(ケーピーアイ)という言葉を聞いたことがありますか? Key Performance Indicator の略語で、日本語にすると重要業績評価指標(重要業績評価指標)というらしいです。これは………KPIと言いたくなりますね。笑
目標の設定の際に大事なポイントかと思います。
簡単に言うと、何を重要な要素として、その目標達成度合いを確認するのか、というものになります。
例えば、お金持ちになりたい!という人において「貯金の額」をKPIにする人もいると思いますし、「投資に充てている額」や「月額報酬」をKPIにすることもありうると思います。
実際には世の中に存在しているものは複数の要素が複雑に重なり合って出来上がっています。 なので一つの要素だけが直接成果に結びついているのか、というのは違います。しかし、KPIを明確にすることによって、この数字を伸ばすために頑張ることが、目標達成に向けて進むことになる、という話ができます。
会社の社員を増やしたい!ということを目標にした場合に面接の数を増やそう!というのも一つの手段です。 面接の突破する方を増やそう、事前に説明を増やそう、面接のステップを減らしてゴールまでの道のりを短くしよう、会社が有名になれば入社希望が増えるはず、社員に有名な人が出れば入社希望が増えるはず、記載できる福利厚生が良くなれば、給与が良くなれば、などなどいろいろな要素が絡んでくると思います。
俯瞰した目で見れば、全てを向上させる努力をしても良いかもしれません。 しかし、全てを同時にこなせる人はいませんよね?
いくら時間があっても足りないというかスピード感がでないと思います。 スピード感を持って目標達成するためには、複数のメンバーの協力が必要になります。各メンバーに役割を与えて、やるべきことに集中してもらうわけです。 全てがKPIのような指標になるものじゃなくても、眼の前にあるものを達成することで、全体として目標への近づいているんだよ、ということができればOKです。 そのためには目標達成に必要な要素を考え、役割分担をする人間が必要です。
それがリーダーと言われる人々ですね。
リーダーも役割です。他のプロジェクトにおいては一人のメンバーと同じです。 私も町内会では神輿を担いでくれる一人の若手です(もう40歳ですが!)
その役割に応じた眼の前の世界で最善を全員が尽くすことで、ゴールに近づきます。 時に俯瞰して、全体を見ることも重要です。
しかし、全員が目の前の世界に集中せずに、全体を見ようとすると、「船頭多くして船山に登る」という状態に近づきます。リーダーを信じて眼の前の世界で成果を出すことが重要ですね。
俯瞰して全体を見るタイミングと、眼の前の世界に集中することを繰り返し切り替えることになります。意図的に自分の考えるべき範囲を削ります。絞り込みます。
個人ではどうにもならない外部要因とよばれるものもあります。逆に、個人の責任範囲で頑張るべき内部要因と呼ぶものもあります。 我々が仕事をする上で、毎日の世界情勢によって変わるようなものはありません。 しかし、影響を与える可能性がある、というのは大いにありえます。
自分たちではどうにもならないもの、として視界から追い出します。 意図的に追い出すことが大事です。
世界情勢のことを考えながら、良い設計が私にはできません。 今日の晩ご飯のことすら無理です。
他を捨てて集中するときと、他のことも考えて俯瞰する、この切り替えのスイッチが大事です。 googlemapで自分の周りの地図を見た後、思いっきりズームアウトして、日本をみて、更にズームアウトして世界を見ると、「こんなに小さいんだなぁ」なんて感じることがあります。
思考の中で、それに近いことを、プロジェクトやビジネスの中で繰り返しています。我々にとって、お客様にとって、お客様のお客様にとって………など、考えることは様々です。自分たちが作る機能が世界のトレンドになる可能性だってゼロではありません。
ズームイン、ズームアウトを繰り返して、いかに目の前の世界に集中できるか、考えてみてください。
私はこの週末、スマホをほぼ無視して二時間はサッカー観戦に没頭します。
ではまた。
2024.09.19 堀内文雄(あーつさが続くーよー♫どーこーまーでーもー♫)