どーも。堀内です。

「ヒーローになりたい」って聞くとMr.ChildrenのHEROを思い出します。かなり好きな歌の一つです。 結婚をした時、子供が生まれた時に、この歌の深さを感じたことがあります。

今回の話題としては、「ヒーロー」はかっこいいもので、自分が活躍する人、という意味で使います。

ピンチを救うヒーローになることは、仕事上でもかなり遭遇してきたと思います。 新人の頃は少ないかもしれないですが、後輩や自分が何かを頼りにされると、ヒーローになれるシーンに出くわします。

例えば、飲食店のバイトのシフトで、年末の忙しい日に出てほしいとか。 やりたがらない人が多かったとしても、献身的に振る舞うことでヒーローになれますね。 我々のような仕事でも、うまくいかないと相談に乗った時に問題を解決したり、みんなが忙しくて困っている部分を自分が残業してやりますよ!みたいなシーンは、誰もが想像できるんじゃないかと思います。

仕事がある程度できる人こそ、ヒーローになりやすいですし、その経験が少しうれしかったりすると思います。すごくよくわかります。チームのマネージャーになる前の「チームのエース」が最もヒーローになりやすいポジションだと思います。

しかし、能力をかわれてチームのマネージャーになっても、そのヒーローになるクセが残っていると「自分にしかできない仕事」ができていないことに気が付きます。ヒーローになって、その場での感謝や評価が高まるのですが、本当にその対応がチームや会社に貢献できているのか、発展に寄与できているのかとなると疑問が出ます。

先日、あるプロジェクトで相談されました。

自分であればこういうふうにやるかな〜というアドバイスはしたものの、「Dragon(堀内)さんがプロジェクトに入ることできないですよね?」と言われました。

※ほぼ全員がこの呼び方です。

その時に「おっしゃ任せておいて〜!改善するぜ(実力発揮するぞ)」ってやっていたのが、数年前まで。偉そうなことを書いてますが、自分もこのヒーローになることを「みんなのために」と思って続けてきてしまいました。

最終的にすべての責任を持つのは大事なんですが、自分達で解決してもらうべく教育することや、その体験をしてもらうことも大事です。何より、上司には上司のやるべきことがあります。役割に応じた必要な仕事があるのです。

私は代表ですし、営業やバックエンド業務も兼ねていますので、仕事はたくさんあります。 その中で、目の前の問題解消のために、根本の改善などが遅れてしまうのは大きな問題です。 メンバーを育てていくのも重要です。

ヒーローは卒業しなければなりません。

先程のメンバーからの話は、内容の相談を聞き、解決方法として取りうる内容を伝え、自分の関与は増やさないことにしました。クラベスの成長のため、メンバーの成長のためにも必要だと思っています。

ヒーローを卒業したからといって、冷たい人にはならないことも大事です。

一歩引いた場所で、新しいヒーローを見つけ、育て、称賛していきます。イメージは、戦隊モノの本拠地みたいなとこにいる総司令官みたいな人でしょうか?笑

自分が人を育てるためにやっていた振る舞いを、他のメンバーにやっているヒーローがいた時に感動を覚えます。そろそろヒーロー卒業の時、新しいヒーローがそこに生まれるんだな、というのも感じます。世代交代が小さくおきます。

すぐにそのヒーローの仮面をつけそうになるので、気を付けて過ごしています。 どうしてもかっこよくて感謝されるので、やってしまいがちです。

良い距離感で関係していくことで、たくさんのヒーローを育てることになると思います。

その一人ひとりにストーリーや歴史ができ、より強いチームになっていくと思っています。 悪の組織(課題)をやっつけにいきましょう

ではまた。

2024.07.05 堀内文雄(家族にとってのヒーローではあり続けたい)

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