美術道具の職人からエンジニアへ。楽しいが原動力になった転職

公開日:2022/08/02

著者:渡部 英樹

こんにちは。2022年2月にエンジニアとしてクラベスに入社した渡部と申します。 気が付いたら入社半年を迎えていました。 今回は自己紹介として、僕の経歴やクラベスに入社してどんなことを感じたかをお伝えできたら良いなと思います。 最後まで読んで頂けたら嬉しいです。

学生時代

高校卒業後からお話しますと、高校のときに軽音楽部に入ったのをきっかけに音楽業界に憧れ、コンサートに特化した音響技術を学べる専門学校に進学しました。

専門学校時代もバンド活動をやっていて、よくライブもしていました。 ちなみにギター担当でした。割と授業も真面目に受けていて、音響会社でインターンをしていて、某有名アーティストのライブをお手伝いしたこともあります。

バンド活動をしている時の写真

学校卒業後はそのまま音響業界へ就職!と思いきや、僕が選んだのは印刷業界でした。 なぜ?って感じですよね。 僕は音楽は勿論好きでしたが美術もすごく好きでした。 一般に音楽と美術を比較した時に、音楽に比べ美術がどこか高尚なものとして捉えられている事に対してとても違和感があり、それを解決する術を見つけたいと思っていました。

専門学校時代の写真。加工で羽が生えてます。普段とっても真面目で静かな渡部さんですがお茶目な一面も!

音楽が一般に普及したきっかけに録音などの複製技術の発展があることを考えると、美術業界におけるそれが印刷技術なのではないかと思い、興味を持ちました。

エンジニアになるまで

印刷会社に勤めている時に印刷技術としての木版画に興味を持ちました。きっかけは当時僕が妖怪画を観るのが好きで、特に好きな妖怪画が木版画で作られている浮世絵である事を知ったのが始まりでした。 芸術性もあり、庶民に親しまれていた印刷物としての浮世絵と、学生時代からの自分の美術に対する思いが一致した感じがしました。

より木版画の世界を知る為に印刷会社は1年で退職し、その後5年間程はアルバイトをしながら、バレンと呼ばれる木版画で使用する道具の作り方をその道の職人の方に教わりに訪ねて、自分でも製作していました。

バレン作成中の渡部さん。ものづくりが好きなのが伝わってくる笑顔です!

なぜバレンなのかと申しますと、浮世絵を美術館で観ている時に、肉筆画とはまた違う表現技法の豊富さを感じました。どうして木版画でそれが可能なのかとても不思議で、きっとバレンという道具に何か答えがあると思ったからです。それがバレンに興味を持った理由でした。 バレン製作を続けているうちに、職人の方のお仕事を少し手伝わせて頂いたりもしました。

しかし、その道で生活していくのは想像以上に簡単ではありませんでした。結婚や将来のことを考えた時にアルバイト生活を続けている事に対しても不安があり、社員として就職を考え始めました。その時僕はあるきっかけでプログラミングを独学していて、それが楽しかった為エンジニアを目指すようになりました。

そのきっかけというのが、知人が自身のWebサイトを持っているのを知って、Webサイトがどうやって作られているのか興味を持ったことでした。それでプログラミングがどういうものか初めて知り、自分で実際にやってみたくなりました。 最初は特に作りたいものがあった訳では無かったのですが、自分が書いたコードがただ動くという事が感動的でとてもエキサイティングな体験で、いつの間にかのめり込んでました。

1年程独学をして、Ruby on Rails、React、AWSのECSなどを使用して自分で作ったサイトをリリース出来るぐらいまでになることが出来ました。我ながら当時の自分のモチベーションは凄いなと思います。 その時は建築現場でアルバイトをしていましたが、肉体労働で大変だったので好きな仕事ではなかったです。早くこの生活から抜け出して、絶対就職してエンジニアになってやるぞという想いで、休憩中でも地べたに座ってMacBookを開いてキーボードをカタカタしてました。冬の気温でキンキンに冷えてやがる(カイジ風)MacBookを悴みながら触ってたのもいい思い出です笑

30度越えの外で寒い演技をして撮りました(笑)

エンジニアに転職

その甲斐があって、2021年の4月に自社サービスを運営している会社にエンジニアとして転職することが出来ました。 エンジニアの数は多くなかったですが、その分色々なタスクを任せて頂きました。 フロントエンドとバックエンドの保守や機能追加業務などを行なっていました。

研修の様子

しかし、サービスの運営が上手く行かず、エンジニアとしても不甲斐なくとても残念でしたが、入社半年で会社が畳まれる事になりました。僕としてもやっとエンジニアになり半年経つ頃で、これからどんどん技術を身につけてスキルアップするぞという気持ちの中、突然告げられた事だったので拍子抜けする感じでした。 そして転職活動を再開するのですが、運良くクラベスに出会うことが出来ました。

クラベス入社後

クラベスに入社してまず驚いたことがあり、それは職種関係無くコミュニケーションが活発に行われていることです。 雑談タイムがスケジュールとして組まれていたり、代表・マネージャー・HR・メンター・バディーと1対1で話せる「7UP」という取り組みがあったり、オンボーディング制度があり、その中で新メンバーと既存メンバーの交流ランチを行なっていたりなど、コミュニケーションをとれる機会を会社として作っています。

メンターの遠藤さんとの業務風景。気軽に相談、会話ができる環境です。

そのような取り組みを掲げていても、実施を自主性に任せると、なかなか上手く活用されない事例もありますが、クラベスではスケジュールとして組まれている為大変助かっています。

新しい職場環境に馴染むのにはそれなりの心理的負荷が掛かるものですが、オンボーディング制度によって社内文化や技術の相談などが気軽に出来ました。最初は不安だらけでしたが、自分が思ってたより早く馴染むことが出来たと思います。入社1ヶ月後には全員と会話した事がある状態に自然となっていました。

その基盤があったおかげで、初めての開発業務に携わる時にも、周囲に色々と相談などがしやすく、自身の成長にも繋がっています。

リモート研修の様子

会社の利益だけを考えれば、コミュニケーションのための時間は一見無駄に感じますが、クラベスではその時間と余白も大事にしていると個人的に感じています。 結果的にそれが心理的安全性や円滑なコミュニケーションに繋がるので、僕も気持ちよく業務に取り組めています。

現在と今後について

現在は、Reactでのフロントエンド開発をメインに担当させて頂いており、携わっている案件では秒単位のリアルタイム性が求められる難易度の高い実装を行なったりしています。例えるとGoogleスプレッドシートをイメージすると分かりやすいと思います。ユーザーの操作を即時に別のユーザーの画面に反映させる実装のところで特に苦労しました。自分でも成長を感じながら、フロントエンド開発に自信を持つことが出来ています。今後はバックエンド開発もやってみたいと思っています。

また開発以外では社内で取り組んでいるコミュニケーションに関するワーキンググループに参加していて、多角的な視点で社内コミュニケーションの更なる改善を目指しています。先日その一環として、社内ラジオが始まりました。開発業務や社内文化づくりなど、色んな面で挑戦させてもらっています。

僕の入社後に既に数人の新メンバーも入ってきています。今後は自分がしてもらったように、新メンバーへのサポートもやって行きたいと思ってます!