どーも。堀内です。

漫画スラムダンクの最終話にある、 「『負けたことがある』というのがいつか 大きな財産になる」 という山王工業の堂本監督の言葉が大好きです。

※スラムダンクネタです

敗戦したチーム、失敗した人、うまくいかなかった時などにこのような言葉をかけたいなと思っています。勝ち続けることもとても大事なんですが、負けた時に何ができるか、失敗したときに何ができるかを考えることが人間を成長させるのだと思っています。

タイトルの 「人間万事塞翁が馬」にんげんばんじさいおうがうま は、勝ち続けることで幸運なのか、もしかしたら不幸なんじゃないか、単純に良し悪しはつかないよという話で、先程の言葉と自分の中でリンクしています。("にんげん"ではなく"じんかん"とよむこともあるそうです。)

簡単に言うと、「幸運か不運かは容易には判断しがたい」という言葉です。 座右の銘としている方も多いようです。

普段暮らしていると「一事が万事」と混ざって解釈されているケースに出くわします。

「1つのことが全てのことに通じる」と理解していますが、例えば、玄関を見れば家の散らかり具合がわかる、とか挨拶の仕方でその人の育ってきた環境がわかる、とかで使われる印象です。「人間万事〜」の方とは違うので正しく使いましょうね〜 という話を入れておきます。

もとに戻って。

悪いことも視点を変えれば良いことだし、良いことも視点を変えれば悪いことになりうる、ということを自分の中で持っていてほしいと思っています。

年齢もあって、仕事やスポーツなどで指導をする機会が増えているのですが、失敗に対して落ち込む人がいます。失敗を悔やむことは素晴らしいことだと思っていますが、悔やみすぎるのはやめるように促しています。

難しいなと思うのですが、反省をして次に活かそう!という色を強めすぎると、あまり正しく振り返りを行わずにまた同じ失敗をします。ちゃんと反省しなさい!その色を強めすぎると今度は萎縮してしまったり、楽しくなくなってしまったり、失敗を恐れるようになってしまいます。

自分の中では、常に100点を目指す姿勢は持つべきだし、100点が取れたら120点を目指すべき、という姿勢は必ず持って欲しいのですが、失敗をしたときには、次にどうしたら100点が取れるのかを考えることが大事だと思っています。100点が絶対に取れなくても目指すのが大事です。

絶対に勝てない状況になっても、諦めずに戦う姿を見せてくれるアスリートは多いです。明らかに強い相手に挑んでいきます。1点でもなんでも一矢報いることが、次に役に立ちます。人生は常に「そこで終わり」はないので。どんどん来る「次」に向かって歩み続けましょう。

何が起きるかわかりませんし、人生を楽しまないと!

ではまた。

20241025 堀内文雄(悪いことはできるだけ早く忘れようと必死になります)

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