宮大工からエンジニアへ。共通するものづくりへの想い

公開日:2022/07/14

著者:谷崎 俊介

はじめまして、株式会社クラベスに入社してちょうど1年になる谷崎です。 今回は商品を製造・販売する側に居た職歴と、販売業務をサポートする側のエンジニアとして今クラベスで働いている理由を紹介したいと思います。

社会人としての第一歩は「エンジニア」ではなく、「宮大工」

人生で初めての就職は神社やお寺の装飾を手掛ける宮大工でした。 就職といっても履歴書を書いたり、面接をやったわけではありません。会社のチャイムを鳴らして、『興味があるので働きたいです』と伝えただけです。 今思えば若さゆえの行動だったと思いますが、なぜか棟梁は僕を受け入れてくれました。 子供の頃から手先が器用だったこともあり、本来であれば3年、5年かけて任される作業を半年程度で担当するようになりました。主な作業はヒノキや松、クスノキに彫刻をしたり、漆や金箔、蒔絵を施していました。 この建築会社は地元では有名な企業ということもあり、地域貢献ややりがいを強く感じることができました。

入社式当日に着て来てくれたスーツ姿もパシャリ。普段はみんなラフな格好なのでレアです。

次はプロ野球選手や小売店向けにグローブを製造する仕事に就きました。 見学に行った先でこの会社の社長さんと話す機会があり、気づいたら働くことになっていました。 学生時代に野球をやっていたので興味があったのは勿論のことですが、手作業で商品が出来上がっていく芸術のような様に感動したことを覚えています。 天然の革を材料として使っているので一つ一つの微妙な違いを見極めなければなりません。そうした条件の異なる素材を組み合わせながら、完成した時の形が揃うように仕上げていくところがおもしろかったですね。また、プロの選手の繊細で感覚的な要望をいかに形に落とし込んでいくかという作業はなかなか他ではできない体験だったと思います。

職人からエンジニアへ転向

で、なんでエンジニアやねんって話なんですが、職人を十年近くやってると独立の話なんかも考えるようになります。でも、ふと考えるとものづくりって商品を作れるだけではダメなんです。営業の人がいて、企画して製造してメーカーや小売店の人がいて、そうして初めてお客さんの手に商品が届くわけです。 僕はこの一連の流れをもっと広い視野で学んでみたいと思うようになりました。 そこで目をつけたのがIT業界でした。当時から製造業やメーカーにもIT化が急速に進んでおり、そこで働くことでさまざまな業界の課題や特徴を発見できると思ったのです。 さらに興味本位で始めたプログラミングもリアルなものづくりと共通することが沢山あり、本格的に仕事として取り組んでみたいと思うようになりました。

昨年実施した研修での一枚

未経験ながら運良く転職することができ、EDIシステムや商業施設の業務管理システム開発、WEB制作などを行っていました。 2年ほど経験を積んで転職活動を行っていた中に株式会社クラベスがありました。 自社で高度なEC開発やWEBサービスを行なっていて、新しい技術を積極的に取り入れているところに興味を持ちました。 もう一点、エンジニアがインフラからフロントエンド・バックエンドまで幅広く担当できる所がいいなと感じました。大規模なシステム開発で担当が細分化されていると、イマイチ全体像が把握できず、エンジニアひとりひとりの当事者意識が薄くなると感じてしまっていたからです。 最終面談で代表とお会いした際は、新規サービスの構想やスポーツの話題で話が盛り上がり2時間近く話し込んでしまいました。ちなみに弊社では7UPといって定期的に代表と雑談できる制度が用意されています。

会社のメンバーとキャンプに行った時の様子

成長を実感できた1年間

さて、入社から1年が経過した今の状況ですが、スピード感を持って成長できていると感じています。 正直1年でこんなに責任と裁量をもって案件に取り組めるとは予想していませんでした。 開発業務を行いながら上流工程にも積極的に携わっていけるのでキャリアアップの見通しも良いと思います。

撮られてるけどカメラマンを撮る

もちろん未経験の技術ばかりで大変な時期もありましたが、案件を問わず社内のメンバーがサポートしてくれたり、会社として学習時間をきっちり確保してくれているのでとても助かっています。 ECや物流、業界情報の共有会が毎週あるので僕が学びたかった体系的な知識を得るのにとても役立っています。

今後の目標

これからは広範囲に渡る知識や経験を身につけ、調整力を生かして周りの信頼を得られるような立場になっていきたいと考えています。 そして、これまでの職業に共通して大切にしてきた"お客様の求める最良の形を常に考える"ことを意識してエンジニア業務に取り組んでいきたいと思います。